小泉元首相が涙。元米兵支援が必要だ！

東日本大震災発生時、アメリカ軍と自衛隊による共同救援活動「トモダチ作戦」で活動した元米兵が東京電力を相手取って米連邦地裁に訴訟を提起した。
彼らは当時原子力空母「ロナル・ドレーガン」に搭乗していた。約80日間、東北での捜索創作活動を行っていた。
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原告団に加わった元隊員の症状は様々だ。原因不明の頭痛、甲状腺の異常、腸からの出血・・・
どれも放射線被ばくによる影響を排除できない症状である。
彼らは母国・アメリカのために身をささげたのではない。異国の地日本のために身をささげ、原因不明の体調不良に苦しめられているのだ。
放射線被ばくの症状は長い年月をかけて体をむしばむ。まだこれから、という時に放射線による健康被害をこうむった元隊員の不安を思うと胸が締め付けられる思いだ。放射線被ばくによる健康被害は症状と放射線との因果関係が分かりにくい場合がある。だが、日本政府は日本のために尽くした元隊員のために、不安を取り除くべく東電に働きかけるべきだろう。

そんな中、あの小泉純一郎元首相が動いた。小泉元首相は訪米し、原告の元隊員と面会。その窮状に耳を傾けた。
小泉氏は原発事故後に脱原発活動に傾倒している。首相時代同様、抜群の行動力と発信力で存在感を発揮している。

その小泉氏が元隊員と面会後、記者会見の席で涙ながらに支援を訴えた。小泉氏の涙には「なぜ人々を苦しめる原発を続けるのか」という原発への嫌悪感と「日本のためにこうなってしまって申し訳ない」という罪悪感が交差している。

今後の元隊員の動向、そして小泉氏がどのように元隊員の窮状を世に明らかにするのか。注目したい。

小泉純一郎氏、震災被曝主張の元米兵ら支援表明 : 政治 : 読売新聞（YOMIURI ONLINE）